現在、自動車にはセンサーやカメラが搭載されていますが、今後は完全自動運転車向けに搭載数のさらなる増加が予想されます。質の高い組立とトレーサビリティ(追跡機能)は、信頼性の高いデータを収集するため、また自動車の安全性を確保するために重要な要素となっています。当社が自社開発したTechBond™PUR接着剤と「Pick&Bond」プロセスは、自動車ガラスの安全な接着と組立ソリューションを提供します。
センサー&カメラブラケット
プラスチック、塗装された金属製レインセンサーやカメラブラケットは、オートクレーブの前後で接着することができます。これにより、組立ラインの自由度が高まると共に、異なる生産拠点での接着工程が可能になり、物流コストの削減やジャストインタイムの納品が可能になります。
接着剤は即硬化タイプのため周辺を汚しません。また接着剤量と添付位置は正確に決められるため、個体差のない仕上がりになります。
ミラーベース
接着工程はオートクレーブの前後で設定可能です。これにより、組立ラインの自由度が高まると共に、異なる生産拠点での接着工程が可能になり、物流コストの削減やジャストインタイムの納品が可能になります。

ARaymondレイモンは、すべての自動車用開閉ガラスに適合するアッセンブリソリューションを提供しています。クリップ式および接着式があり、お客様それぞれの設計やガラスの種類に対応が可能です。

サイドガラス リフティングシステム
ウィンドウ開閉システム向けソリューション
ホルダー(1)
片面だけ付けたいときや合わせガラスへの接着などに最適です。即硬化性の接着剤で養生工程が不要なため、ジャストインタイムでの配送/生産が可能です。この接着剤はガラスの端に使用することができるため、ガラスサイズを小さくし、軽量化することができます。さらにガラスに穴を開けないことで、振動を減らし、水密性を向上させます。
サイドウィンドウ用ファスナー(2)
ウィンドウリフトに使用されるピンスライダーに、負担をかけずにサイドウィンドウを固定するためのファスナーです。ほとんど力を加えず、簡単にピンスライダーへ組み付けることができます。窓の端とテープを自動的に揃え、回転を防止します。また取り外しに特別な工具は必要ありません。
ウィンドウチャネル(3)
当社のエンジニアリングチームが設計したウィンドウチャネルの形状は、ガラスが上下運動を繰り返してもゴム部分が動かないようになっています。金属製のネジが、チャネルを正しいパネル穴に誘導して固定するため、組立ラインでの作業がより簡単かつ効率的になります。

傾斜式クウォーターガラス用ヒンジ&ストライカー

当社の金属製ヒンジとストライカーは、ガラスに接着するタイプで、一般的にはクウォーターガラスの固定用として使用します。ガラスに穴を開ける必要がないので意匠性が向上し、更に水漏れや騒音を防ぐことができます。
開閉式リアウインドウシステム
接着したボールスタッドと、接着したストライカーを組み合わせた、スムーズな開閉をサポートするリアウインドウ向けのソリューションです。ボールスタッドとストライカーを接着することで、設計通りの外観を維持できます。特別に設計されたこれらのパーツは、当社の高性能接着剤と併せて使用することで、持続的にかかる負荷に耐えることができます。ガラスに穴を開ける必要がないので水漏れや騒音防止に繋がります。

金属製のワイパープレートは、直接接着する方法と、リアウインドウ上に接着したスタッドを介して取り付ける方法があります。また、ワイパー動作中にモーターが回転しないための回転防止ピンも接着が可能です。
直接接着する場合も、スタッドを介して接着する場合も、どちらも穴を開けないため振動が少なく、水密性も向上します。接合部分が見えないことで意匠性も確保できます。添付する接着剤量は正確に決められ、更に即硬化性のため、クリップをピンポイント位置に取り付けられます。
ワイパープレートは、ワイパーモーターだけでなく、他パーツも併せて固定する場合があります。当社の高性能接着剤は、多機能なワイパープレートにかかるストレスに耐えることができます。

トリムやスポイラーは、車のデザインを左右する重要な部分です。ARaymondレイモンのボンディングソリューションは接合部が見えないため、デザイン性を失うことなく強力な締結ができます。さらに、締結の役割を果たすファスナーは非常にコンパクトなので、梱包と輸送のコスト削減にも繋がります。
サイドガラス用トリムファスナー
コンパクトなファスナーと独自の接着プロセスは、小さな接着面でも高い性能を発揮し、またガラスのデザインを損ねないファスニングシステムです。

リアウインドウスポイラー用スタッド
リアウインドウ上にスポイラーを取り付ける際、締結部品として金属製スタッドを使用しますが、リアウインドウとスタッドは接着剤で接合することができます。接着剤を使用することでガラス縁付近に穴を開ける必要がなく、ガラスの強度を確保できます。また、振動の発生を抑え、水密性も向上します。この接着剤は、屋外の環境下でも強度を損なうことはありません。

ARaymondレイモンは、すべての自動車用開閉ガラスに適合するアッセンブリソリューションを提供しています。クリップ式および接着式があり、お客様それぞれの設計やガラスの種類に対応が可能です。
サンルーフ用カーテンホルダー(1)
当社のファスナーは、水平に取り付けなければならない複雑な形状のガラスとカーテンモーターの隙間が補えるように設計されています。即硬化性の接着剤を使用することにより、組立ライン上で作業ができ、接着後すぐに生産が続けられます。
サードブレーキランプ用スタッド(2)
接着剤を使用することで、ガラス強度を損なう原因となるガラスのエッジ付近の穴開けが必要なくなります。それにより、振動の発生を抑え、水密性も向上します。
サイドガラス用防犯クリップ(3)
この金属製の防犯クリップは、サイドガラスを固定するもので、接合部をカットするだけで取り外しができます。クリップの一部が車体に固定される仕組みです。
当社のコンパクトなクリップと独自の接着プロセスは、小さな接着面でも高い性能を発揮する、意匠性を損なわない締結方法です。

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ジェーン ヴイエ
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フランス レイモン ボンディングソリューションアーキテクト
ARaymondレイモンは、過去20年間で6000万個のレインセンサーやカメラブラケットを自動車用ガラスに接着してきました。
そこで培った経験を、今日の自動車用ガラスの開閉システムに活かしています。