成長するにはわけがある~モロッコ工場の例

成長するにはわけがある~モロッコ工場の例

グローバルに事業を展開する私たちとしては、少なからず、企業としての大きな決断を迫られることがあります。どのようにして製品のラインナップを拡充すればよいのか。どのようにして競争力を維持してゆくのか。このまま拡大し続けるべきなのか。
グローバル規模で大きく増加し続けるニーズに対応するには、このような課題をどう解決していくかが大きな鍵となります。
そして、本当のところ、私たちがその答えを見いだすには、「どう拡大してゆくのか」ではなく、「どのような存在価値を、新しい場所で見いだしていくのか」が重要になってきます。そこには、大きな違いがあるからです。
ARaymond※モロッコ新工場は、それを表す完璧な例と言えます。

「そばにいる」だけでなく「寄り添う」

現地化においては、この考え方次第で、大きな差が生じてきます。実際、ここ数年で、私たちの顧客、特に自動車メーカーやOEM企業の多くが、トルコでの現地化を行いました。そのため、私たちも、この国の市場ニーズに対応すべく、カサブランカに1600㎡の生産拠点を立ち上げました。
そして、今、トルコの国内市場を主軸に、製造を行っています。
実際、顧客は、私たちが近くで彼らのニーズに耳を傾けることに、大きな付加価値を見いだしています。言うまでもなく、まず、私たちが顧客のいる場所に進出することが重要なのです。

さらなる効率性の提案

自動車業界において目標を達成するには、限りなく効率を高めることが大切です。その中でも、顧客のそばにいるということが、大きな意味を持ちます。私たちは、一般的なソリューションはもちろん、顧客と緊密に協力して、個々の要求事項に対応したソリューションも開発しているからこそ、より高い効率をおさめることができます。
また、現地工場を設立したことで、より緊密に、競争力の高いソリューションを提供できるようになりました。

グローバルの強みをローカルで活かす

現在、ARaymondモロッコ※※の工場は、トルコの国内市場にのみ対応していますが、その一方で、ARaymondネットワーク全体のパワーと知識をもって、あらゆるソリューションに対応することも可能です。
ARaymondモロッコは2009年からトルコに進出しており、自由な裁量権を持ちながらも、ネットワーク、特に本部に歴史的価値を誇るフランス・グルノーブル本社と、強い絆で結ばれています。

顧客から「歓迎」されるために

最後に・・・私たちのネットワークは、顧客が私たちに期待し、私たちを歓迎してくる場所に展開することが重要です。モロッコでは、現地企業を含め、政府機関のプログラムなどのレベルにおいても、真の意味での統合と発展の機会が提供されました。。

Expanding for the right reasons: the case of our Moroccan Plant

「ARaymond」「ARaymondネットワーク」とは、本記事において、本記事の編集を担当し責任を負う次のリンクhttp://www.araymond-automotive.com/legal-terms記載の各会社(登録番号:RC Casablanca n 349511:以下「各会社」を指します。
※※「ARaymondモロッコ」とは、本記事において〒20400 モロッコ・カサブランカ市シディムメン郡第三次道路(アルログラム大通)1015号インドゥスパルクM12とM13所在のARAYMOND MAROC S.A.R.L.A.U.(登録番号:RC Casablanca n 349511)を指します。