ARaymond™マニュファクチュラー・デイ – 車両用燃料配管の専門家Bruno Le Moine氏へのインタビュー

ARaymond™マニュファクチュラー・デイ – 車両用燃料配管の専門家Bruno Le Moine氏へのインタビュー

ARaymond™ マニュファクチュラー・デイは、2016年2月5〜6日に、フランスのグルノーブルにあるTechnisudサイトにて開催されました。

Technisud は、ARaymond™は、クイックコネクタの新しい生産拠点です。

このイベントは,

継続的な改善活動の一つとして、社内において、よりよく顧客の戦略を理解し、製品に関する知識を深めるために行われました。

今回は、私たちの顧客であるPSAを招いて、2日をかけて行われましたが、このような機会はPSAとARaymondの良いなパートナーシップを強めるだけでなく、コネクタアッセンブリにおけるARaymondのイノベーション(革新性)や専門知識を明確にする、素晴らしい機会となりました。

では、実際に行われたインタビューの内容をご覧ください。

PSAの車両用燃料配管の専門家 Bruno Le Moine 氏へのインタビュー

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ARaymond™ Manufacturer Day – Interview with Bruno Le Moine, PSA vehicle fuel line adaptation specialist
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(右側)

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ARaymond:本日は、 ARaymond™ マニュファクチュラー・デイにご参加頂き、ありがとうございます。このようなイベントに参加されたのは、初めてですか?

M. Le Moine : 「はい、初めてです!このようなインタビューを受けるのも初めてです。」

ARaymond :この取り組みについて、どう思われますか?

M. Le Moine : 「非常に画期的なアプローチだと思います。御社の従業員は、このイベントを通じて、どのように自分たちの仕事が、自動車バリューチェーンに統合されているのかを、実際に見ることができます。また、従業員の皆さんの努力と熱意が、どのように製品に集約されているのかが、わかりやすく示されています。」

ARaymond :ARaymondとPSAは、長年にわたるパートナーです。この提携関係は、いつごろから始まったものでしょうか?

M. Le Moine : 「その質問に答えるには、考古学の調査をするように、長い歴史を振り返る必要がありますね。PSAとARaymondが、初めて業務を共にしたのは、1930年のことです。それは、前輪駆動車用の金属クリップに関するコラボレーションでした。
私自身、御社と25年以上も、お付き合いさせていただいております。当初は、金属クリップを開発したチームと一緒に働いていました。その後、2002年からは、QC (クイックコネクタ)のチームが私のパートナーです。

ARaymond :このコラボレーションは将来的に、どう展開されると思いますか?

M. Le Moine : 「ARaymondとPSAのパートナーシップは、その名に値する、多くの成功を収めています。数多くある例の一つとして、QCシリーズの開発があげられます。弊社が、この商品の使う必要がなかったとしても、あるいは、御社からご提案いただい開発内容をすべて実践しなかったとしても、です。今後も、あらゆるレベルにおいて、高品質で革新的な、高い能力を維持し続けるでしょう。」

ARaymond :それは、「革新的なパートナーシップ」を意味して下さっているのですか?

M. Le Moine : 「革新的なパートナーシップ」という言葉が、相互関係を築いていく上で、お互いに相手のいう事に、耳を傾け、じっくりと聞き、それに応え、切磋琢磨し、新たな提案をし、詳しく説明し、生産していく・・・という論理的な流れを意味するとすれば、そのとおりです。それこそが本物の(革新的な)パートナーシップなのです!」

ARaymond :イノベーション(革新)において、ARaymondが持っている強みとは何でしょうか?

M. Le Moine : 「まず、ARaymond Networkの CoE(Center of Expertise - 研究拠点)**などの、イノベーションを可能にしてくれるる組織の存在が大きいと言えます。次に、PSAに技術的なニーズが生じた時に、それに迅速に対応してくれる開発チームがいることです。
そして最後に、御社が日々、新しいコンセプトやプロセスを改善しようと、たゆまぬ努力をされている事があげられるでしょう。

パートナーシップやイノベーションについて考える時、我々は、同様に、人間的な側面についても考える必要があります。私が何よりもうれしいのは、御社のチームが、いつも、我々のプロジェクトに「心から」取り組んでくださる事なのです。

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ARaymond™ Manufacturer Day – Interview with Bruno Le Moine, PSA vehicle fuel line adaptation specialist
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ARaymond :機能統合されたQCが、そのイノベーションの先駆けとなるでしょうか?

M. Le Moine : 「私は、デルタ粒子フィルタSCRシステムだけのとどまらず、燃料システムとして機能統合させたQCを提唱しています。
御社の研究開発のおかげで、機能性を統合させたQCとしては、特に、圧力コントロールに対応したQCや、RGバルブ(ディーゼルラインのプライミングバルブや診断バルブなど)の機能性QCは、既に数多く使わせていただいています。

また、御社のCoEの会議に参加させていただき、内蔵センサー(温度と圧力)についても情報をいただいています。
まだ開発の早い段階でるため、現時点では、御社にご依頼できるかどうかお伝えできませんが、PSAでは現在、バイパスバルブも開発しています。少なくとも、PSAが、御社をこの種のプロジェクトのリーダーと見なしていることは、明らかです。  

つまり、ARaymondは、間違いなく、機能統合QCの分野をけん引する企業であり、この分野での事業に成功が大きく期待される企業と言えます。

ARaymond : ARaymond Networkでは、お客様と製品品質を最重要事項として活動しています。パートナーとしての御社のご見解を教えてください。

M. Le Moine :「最終顧客に対する根本的な価値観は、我々も御社も、同じだと思っています。

品質については、PSAは、最高レベルの品質を実現することを目標としています。サプライヤーの協力をなくして、その目標を実現することはできません。御社はPSAのサプライヤーです。製品の満足度だけでなく、それに対する義務と責任をも担っています。 ARaymondは、2006年以来顧客に重点を置いた活動の改善を継続されており、我々はそれを高く評価しています。今後、我々は、ヨーロッパから外へ出た時の対応、特に、中国に対するよりよい理解や課題の改善方法取り組まなければなりません。

ARaymond :本日のマニュファクチュラー・デイに参加されて、どんなメリットがありましたか?

M. Le Moine : 「QC Key Account ManagerのBrice Gouttenoirから、ARaymond™製品について、そしてQCについてはより具体的に、PSAのビジョンが聞きたい、と言われました。私にとってこれは、うれしい申し入れでした。

現在の取り組みにざっと目を通したところ、御社が、Technisudに新しいクィックコネクタ生産拠点を稼働されたことを知りました。 エンジニアリングユニット、プロジェクトチーム、製造が、現在では一つのグループとして一緒にまとまっています。
また、このマニュファクチュラー・デイでは、PSAの車に、どのようにARaymond™製品が使われているかについて、全ての従業員が理解を深めることができたと思います。
一番のメリットは、ARaymondlifeとPSAの結びつきが強化できたことたと思います。このイベントに参加させていただいた事は、私がPSAの専門家として行うべき業務のひとつでもあります。最も重要なのは、PSAのための専門的知識のネットワークを構築することなのですが、私がここで学び、知識を皆さんとシェアし、シェアされることも、その活動の一つでもあります。また、皆さんの名前と顔を一致させることができたのも光栄です。」

ARaymond :今後、どのような展開を期待されますか?

M. Le Moine :「ARaymondは、我々と共にこの日を迎えるために、大きな投資をされました。長期的に見て、高いレベルでお互いのチームが関与しあい、活発に意見交換を行い、お互いの理解を深め合うことで、共に成功を収めることができると確信しています。」

* 本記事内での"ARaymond"とは、ARAYMOND FRANCE SAS - 113, cours Berriat - BP 157 - 38019 Grenoble cedex 1 - FRANCE (Grenoble Trade & Companiesにて登録番号: 352 948 434で登録)およびRAYCONNECT INTERNATIONAL SASU  – France(Grenoble Trade & Companiesにて登録番号:490 195 690で登録)を指します。該当企業が本記事を発行し、商標の使用に係るライセンスを有しています。
ARAYMOND™は商標です。
** 本記事内でのCoEとは、Rayce EURL – Mulhouse Trade & Companiesにて登録番号:502 901 044で登録)– 3 rue Alexandre Freund – 68300 Saint Louis – FRANCEを指します。